リースバックのメリット・デメリットを知る

リースバック
老後の生活を安心して送るためには、賢明な資産活用が求められます。その一つとして注目されているのが「リースバック」です。
今回は、リースバックのメリット、デメリットなど基礎知識を中心に解説します。

メリット1:生活資金の確保

リースバックの最大のメリットは、所有する不動産を資金に変え、生活資金として活用できる点です。老後の生活に必要な医療費や生活費、趣味や旅行などの楽しみに役立てることができます。これにより、老後の経済的な不安を軽減し、より充実した生活を送ることができます。

メリット2:住み替えの手間を軽減

老年になると、大きな家屋や庭の手入れが困難になることがあります。リースバックを活用することで、手入れの手間を軽減できます。新たな住まいに移ることなく、現在の住居をそのまま続けながら、生活の質を維持できるのが魅力です。これにより、ストレスなく快適な生活を享受できます。

メリット3:相続税対策

老後に不要な不動産を所有していると、相続税の問題が心配です。リースバックを利用することで、不動産を現金化し、相続税対策を行うことができます。これにより、相続時のトラブルを回避し、家族に負担をかけずに資産を活かせる点が利点となります。

デメリットと対策

リースバックはメリットだけでなくデメリットも考慮することが重要です。
例えば、不動産の将来的な価値の上昇に乗じられなくなる点や、リースバック契約終了後の住居問題などが挙げられます。
家を売却して手放すため、生活することはできても、それは自身の所有物ではなく、いわば賃貸です。
そのため、毎月の家賃を支払う必要がありますし、勝手なリフォームはもちろんできません。
さらに、売却後に何らかの原因で地価が上昇したとしても、当然売却額に上乗せされることはありません。
したがって、地価の変動によっては損をする可能性もありますし、逆に得をする場合もございます。

対策方法ですが、これらのリスクも理解し、検討する際には専門家のアドバイスを受けることが大切です。
今後の生活や地価など、素人考えよりも専門家のアドバイスを元に行動したほうが失敗のリスクは減るでしょう。